進学塾エコースでは、この度、不登校の子どもたちを対象とした「不登校支援コース」を新設いたしました。このコース開設に至った背景には、「学校に行けない」という理由だけで、可能性の芽が摘まれてしまう子どもたちに、未来の可能性を広げたいという強い思いがあります。学校に通わない選択をしている子どもたちに対し、学びの場を提供し、学ぶことを通じて、彼らが未来への自信を持てるようにしたいと考えています。
学校に行くことだけがすべてではない
社会において「学校に行くこと」が、一般的な成長過程と見なされる一方で、さまざまな事情でそれが難しい子どもたちもいます。しかし、私たちは「学校に行かないこと」そのものが問題であるとは考えていません。それよりも、将来にわたって自立した生活を送るために、「学びの機会」を確保することが重要だと考えています。
学ぶことは、子どもたちが未来を切り拓くための重要な手段です。そのため、エコースでは学校の枠にとらわれない、新しい学習環境を提供したいと考えています。学びを通じて自己成長を遂げる場、将来への視野を広げる場として、不登校支援コースを用意し、学ぶ楽しさや意義を子どもたちに感じてもらいたいと思っています。
地域から全国へと広がる支援の輪
文部科学省の調査によると、不登校の子どもの数は年々増加しています。こうした増加傾向を踏まえ、進学塾エコースではまず地域に根ざした支援を行い、少しずつその輪を全国へと広げていきたいと考えています。地域の不登校の子どもたち一人ひとりに寄り添い、彼らの可能性を引き出し、安心して学べる場所を提供することがエコースの使命です。
このコースが地域での支援の先駆けとなり、やがて全国各地で同様の取り組みが広がることを目指しています。不登校の子どもたちが、社会とつながり、希望を持って未来に向き合えるようになるための第一歩として、エコースがその土台を築いていきます。
あそびを通じて信頼関係を築くことからスタート
不登校支援コースでは、いきなり勉強を始めるわけではありません。最初のステップとして重視するのは、講師と子どもたちの信頼関係を築くことです。信頼関係がなければ、どれだけ効果的な学習環境を用意しても、子どもたちは心を開けません。そのため、まずは「あそび」を通じて関係づくりを進めます。
具体的には、子どもたちの話をよく聴き、それぞれの趣味や関心に合わせた活動を共にすることから始めます。例えば、絵を描くことが好きな子とは一緒にお絵描きをしたり、スポーツが好きな子とは体を動かす遊びをしたりと、彼らの興味に寄り添う形で時間を共有します。こうした時間を通じて講師との信頼関係が築かれると、次第に「まなび」に進むことができるのです。
信頼関係ができたあとで、徐々に学びの活動に移行します。この段階では、子どもたちが自分のペースで学びを進められるようにサポートします。決して無理に押しつけるのではなく、本人の意欲や興味に応じたカリキュラムを提供し、楽しく学ぶことができるように配慮しています。エコースは、一人ひとりのペースを大切にした「居場所」として、子どもたちが安心して学びに向き合える場を目指しています。
未来の可能性を広げるために
進学塾エコースの不登校支援コースは、学校に行けない子どもたちが学びの機会を得るための新たな選択肢です。エコースでは、学習を通じて子どもたちが自信を持ち、未来に向かって歩む力を育むことを目指しています。学びの道を閉ざされることなく、自分のペースで成長し、可能性を広げていく――そのためのサポートをこれからも地域に根ざして行い、ゆくゆくは全国に広げていきたいと考えています。